楽天・由規、支配下登録で決意「結果残すことが僕の使命」

[ 2019年7月30日 05:30 ]

支配下契約を結び、会見を行った楽天・由規
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 育成選手から支配下選手契約を結んだ楽天の由規投手(29)が、今季中の1軍復帰を目標に掲げた。仙台市内の楽天生命パーク宮城で会見し「ここからが勝負。やってやるぞという気持ち。チームの優勝争いに食い込みたい」と表情を引き締めた。

 右肩の故障もあって昨年限りでヤクルトを自由契約となり、育成選手として楽天入り。「1月の時点で今年中に投げられるか分からなかったけど、(登録期限の)7月31日までにという目標でやってきた」。リハビリを経て、実戦復帰後はイースタン・リーグでは7試合で1勝0敗1セーブ、防御率0・00、14奪三振という成績を残した。

 26日に石井一久GMと話し合いの場を持ち、今季中の支配下登録を希望していることを伝えた。来季の支配下復帰という選択肢もあり、GMからは「(支配下になれば)厳しい目で見ていくことになる」と言われたが「覚悟はしている。腹はくくっていた」といばらの道を選んだ。

 故障の不安は消えたが、1軍のマウンドに上がるためにクリアするべき課題は少なくない。2軍戦での最長投球回は3イニングで「イニングを伸ばさないといけないし、制球や球威の部分で満足していないところがある」と由規。宮城・仙台育英出身で、最後の1軍登板は昨年6月2日の楽天戦だった。故郷での復帰登板に向け「結果を残して恩返しをすることが僕の使命」と力強く語った。(重光 晋太郎)

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2019年7月30日のニュース