バース氏、阪神ソラーテに広角打法のススメ「日本の野球は繊細」

[ 2019年7月30日 06:00 ]

訂正 広告<ドリーム・ヒーローズ対ザ・プレミアム・モルツ球団>記念写真に納まる(左から)バース氏、関本賢太郎氏、川藤幸三氏 (撮影・大塚 徹) 
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 元阪神のランディ・バース氏(65)が29日、東京ドームで開催された「サントリー ドリームマッチ 2019」に出場し、阪神に新加入したソラーテに「広角打法のススメ」を説いた。

 在籍6年間で2度の三冠王に輝くなど通算202本塁打を残した史上最強助っ人。ソラーテについて話を振られると「ショートを守っていたスイッチヒッターだよね。ちょっと見たところ、彼は左打席の方が良い打者だと思った。2試合しか見ていないけどね」と頬を緩めた。実は27、28日の巨人戦をテレビ観戦し、ソラーテのプレーもチェック済みだった。そして、言葉を続けた。

 「米国と日本はスタイルが違う。日本は、たとえば3ボールからでもコーナーを突いてくる。日本の野球は繊細というか、米国と比べると大胆に来ないので、そういうことを考えると違う方向を意識して打った方がいい。そうすれば日本の野球に適応できると思う」

 自らも当時の並木打撃コーチから「広角打法」を指導され、成功につながった経験を踏まえたアドバイス。バース氏はチームに向けても「たとえば2ストライクに追い込まれた時でも85年のチームはコンタクトを心がけていた。でも、今回見た2試合ではそういう部分が見受けられなかった。もうちょっと繊細に行った方がいいと思う」と激励した。(惟任 貴信)

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2019年7月30日のニュース