【山口】宇部鴻城、4度目の正直で全国切符 尾崎監督「一瞬一瞬で力を発揮できる」

[ 2019年7月30日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 山口大会決勝   宇部鴻城7―1西京 ( 2019年7月29日    山口マツダ西京きずなスタジアム )

<宇部鴻城・西京>試合終了の瞬間、マウンドで喜びを爆発させる宇部鴻城ナイン
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 宇部鴻城(山口)は、夏は3年連続で決勝で敗れていた。ベンチ入り20人のうち16人を占める3年生は、1年生の時からあと一歩で聖地を逃した先輩の姿を目にしてきた。その思いが結実したのが、4回だ。1死一、二塁の好機からエース池村の適時二塁打で先制し、そこから畳み掛けて一挙に7点。投げても池村が1失点で完投した。

 尾崎公彦監督は練習中から「それで決勝を勝ち切れるのか」と常に決勝の舞台をイメージさせてきた。試合後は「ずっと悔しい思いをしてきた中で、本当によくやってくれた」と涙。初出場だった7年前は3回戦まで進出し、県勢の初戦敗退の連敗を6で止めた。「一瞬一瞬で力を発揮できるのがこのチームの特長」。磨き上げた強い心で甲子園へ臨む。

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2019年7月30日のニュース