中日、連敗脱出 与田監督が守護神激励「思い切ってやって来い」

[ 2019年5月20日 05:30 ]

セ・リーグ   中日5―4巨人 ( 2019年5月19日    ナゴヤD )

9回、鈴木博(中央)がピンチを招き、与田監督(左)自らマウンドに行き声をかける(撮影・椎名 航)
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 勝利を渇望する中日・与田監督の足が自然と動いた。2点リードの9回、鈴木博が代打大城に一発を浴び、さらに1死一、三塁のピンチを招くと、就任後、初めてマウンドへ行き守護神を激励。「みんな後ろで守っている。やられるか抑えるか二つに一つ。思い切ってやって来い」。応えるように鈴木博は開き直った初球で岡本を二ゴロ併殺に仕留め、連敗を2で止めた。

 16年から6連敗中だった巨人先発・山口に対し、プロ7年目で今季初先発となった溝脇を1番で起用。0―2の初回、右翼フェンス直撃の三塁打を放って反撃の起点になると5回は1死から左前打しビシエドの逆転打を呼んだ。6回の左前打でプロ初の猛打賞もマーク。昨季まで通算2安打だった男が先頭に立ち難敵に初めて土を付けた。「1番の仕事というより、自分のことをやるので精いっぱい」という緊張感の中で存在をアピール。負ければ今季ワーストの借金6となる一戦で伏兵が主役級の働きを示した。(田中 貴久)

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2019年5月20日のニュース