プロ初勝利の西武・松本航、甲子園で母校・明石商“教え子”の活躍励みに

[ 2019年5月20日 08:30 ]

パ・リーグ   西武9―3オリックス ( 2019年5月19日    京セラD )

明石商時代の松本航
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 軽い肺炎を発症した離脱期間中。松本航は後輩から刺激をもらった。今春センバツで4強入りした明石商に、昨年11月の母校での教育実習で教えた生徒が2人いたのを見つけた。自身は甲子園に行けなかっただけに「凄いし、うれしい。自分も頑張らないと」。復帰への励みにした。

 野球選手としての原点は明石商時代。狭間善徳監督(55)は、肩肘に負担のかからない美しい投球フォームにほれ込んだ。報徳学園などの強豪校からも誘われたものの、松本航は「甲子園に出場経験のない高校へ」と決断した。高校時代もプロから注目される素材だったが「もう少し大学で磨いた方がいい」と狭間監督の助言を受け、同氏の母校である日体大へ進み、さらなる進化を遂げた。

 恩師に絶賛されたフォームで、肩肘は一切ケガをしたことがない。開幕に出遅れた際にメールで「ダメでも命を取られるわけじゃない。慌てることはない」と助言され、この日につなげた。 (西武担当・武本 万里絵)

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2019年5月20日のニュース