広島・緒方監督 ポスト丸出てこい「“俺だ俺だ”という考えでやって」

[ 2018年12月4日 05:30 ]

ダイヤモンドヘッドを背に乾杯のあいさつをする緒方監督
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 球団初のリーグ3連覇を果たした広島ナインや家族、スタッフら計184人が2日(日本時間3日)、チャーター機などで優勝旅行先のハワイ・ホノルル入りした。2年連続MVPに輝いた丸佳浩外野手(29)の巨人へのFA移籍を受けて緒方孝市監督(49)は“ポスト・丸”の台頭を期待。4連覇と悲願の日本一へ向けて激しい競争からの新戦力発掘を期した。

 3年連続のご褒美となる楽園での6日間が始まった。優勝旅行の行き先は今年もハワイ。予定よりも約2時間遅れてホテルに到着する長旅にも多くの選手やスタッフらは早速ホノルルの街へと繰り出して買い物などを楽しんだ。1年間重圧と戦う緒方監督も自然と表情が緩んだ。

 「シーズン中は苦しさしかない。でも、苦しい先にはこういう楽しい、素晴らしいことが待っているわけだから」

 ただ、胸中に悩みはある。出発2日前に2年連続MVPなど3連覇に大貢献した丸がFAでの巨人移籍を表明した。大きすぎる穴をどう埋めるか――。“ポスト丸”の座を与えるのではなく、競争で奪い合うことに解決策を見いだした。

 「チームとしては戦力はダウンするかもしれないけど、あとはプラスの上積みしかないから。若手が競争の意識の中でポジションを勝ち取るんだと。“俺だ俺だ”という考えでやってほしい。今はみんながチャンス」

 中堅は野間を筆頭に西川、下水流ら候補が控え、3番候補には松山、安部、バティスタ……らの名前が挙がり、競争はし烈を極める。何より3連覇の間にも危機を乗り越えてきた自負と実績がある。

 「主力級の選手が抜けても、やる野球は変わらない。新しい力が出てくるように、選手を鍛えていく。一昨年マエケン(前田)という絶対的なエースが抜けて、去年は精神的な大きな柱だった黒田が抜けた中で優勝できた」

 ハワイ初日の夜はウエルカムパーティーが開催され、乾杯のあいさつでは「来季もファンの方が見て楽しい野球をやっていきましょう。そうすれば、おのずと結果はついてくる」とナインに呼びかけた。主力の流出はチーム活性化への号砲。現状白紙と言える“ポスト丸”は鍛えて競わせて発掘すればいい。(ホノルル・河合 洋介)

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