日本ハム オリ自由契約の金子と合意間近 年俸1億円に手厚い出来高用意

[ 2018年12月4日 05:00 ]

オリックスから自由契約となった金子
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 日本ハムがオリックスから自由契約となった金子千尋投手(35)と合意間近であることが3日、分かった。2日に自由契約選手として公示された通算120勝右腕に対し、速攻交渉で条件提示も行った。1年契約で年俸は1億円程度だが、手厚い出来高が付くもよう。早ければ、4日にも獲得が発表される。

 札幌市内の球団事務所で報道陣に対応した吉村浩GMは日時や場所こそ明かさなかったが、金子について「交渉中です。会って条件提示もした。結論が出るのは早いと思う」と語った。金子が自由契約選手として公示されたのは2日。速攻オファーとともに獲得への手応えをにじませた。

 4年契約最終年を4勝7敗、防御率3・87で終えた金子は年俸6億円から野球協約の減額制限(1億円超は40%)を超える5億円減の提示を受け、自由契約の道を選択。前日には「今の段階では何も言えない。連絡を待ちます」と多くを語らなかったが、日本ハムの熱意と誠意を込めたオファーを受けて、金子の気持ちも、固まっているとみられる。

 日本ハムの条件は1年契約で、年俸は1億円程度だが、手厚い出来高が付くもようだ。ただ、吉村GMが「(金子は)自分の価値を発揮できる場所を探している。栗山監督の考えやチームカラー、野球観にも共感してくれている」と明かしたように、金子が最も魅力に感じたのは現場とフロントの一体感や選手第一で夢を応援する姿勢。過去にはダルビッシュや大谷をポスティングシステムでメジャーに送り出した。海外FA権を保有し、数年前からメジャー挑戦への思いを抱いている金子にとっては、願ってもない新天地となる。

 先発陣は上沢がチームトップの11勝を挙げたが、10勝したマルティネスの去就は不透明。通算120勝を誇り、14年には沢村賞を獲得した実績と経験は、先発投手を補強ポイントの一つに掲げるチームにとって大きなものとなる。金子は夏場に首や背中を痛めたが、現在は回復し、前日には「球質も感覚もシーズン中に故障した時よりも全然いい」と話している。

 今季は西武、ソフトバンクの強力打線に屈して3位に終わり、栗山監督も「圧倒的な投手力は必要だと実感した」と語っていた。3年ぶりのV奪回へ。「日本ハム・金子」が誕生する。

 ◆金子 千尋(かねこ・ちひろ)1983年(昭58)11月8日生まれ、新潟県出身の35歳。長野商からトヨタ自動車を経て04年自由獲得枠でオリックスに入団。主なタイトルは最多勝2回、最優秀防御率、最多奪三振、沢村賞、MVP、ベストナイン、ゴールデングラブ賞各1回。1メートル80、77キロ。右投げ左打ち。

 《今オフの金子動向》

 ☆大減俸 今季取得した権利を行使せず、オリックスと残留交渉。11月20日、年俸6億円から史上最大の5億円減となる年俸1億円を提示されたことが判明。

 ☆申し入れ 同22日、オリックスに自由契約を申し入れる。

 ☆電話連絡 同28日、オリックス・長村裕之球団本部長は「正式に本人から電話で申し出があった」と、保留者名簿から外れることを明かす。

 ☆日本ハム調査 同30日、日本ハムの吉村GMが札幌市内で「自由契約になるかどうか」と、金子の動向に注視していることを示唆。

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