同じ病院で生まれた 阪神ドラ3木浪 中日・松坂と対戦熱望「ご縁を感じる」

[ 2018年12月4日 05:30 ]

ユニホームを身にまといガッツポーズの阪神・木浪(撮影・後藤 大輝)
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 阪神ドラフト3位・木浪が会見の中で明かした意外な事実に会場はざわついた。「対戦したい投手は?」に対する答えだ。

 「松坂さんです。実は同じ病院で生まれたと聞いていて、何かのご縁を感じています。小さい頃から憧れの人だったので、いずれは対戦したいと思っています」

 中日・松坂は母が青森県東津軽郡蟹田町(いまは外ケ浜町)出身だったこともあり、青森市で生まれた。単に“同郷”というだけでなく、生を受けた病院まで同じ「二神産婦人科」だというのだ。

 幼少期から伝え聞いていたそうで、「いずれ会って、話してみたいと思っていた」というほど雲の上の存在だった。来年からは同じプロの舞台に立ち、しかも同じセ・リーグで在籍。当然、対戦の機会が巡ってくる可能性は十分にある。

 「WBCとか、日本代表として投げていた時の印象が強い。同じ舞台に立てるというのは夢のようです。もし戦う機会があれば、思い切っていきたい」

 野球少年のように目を輝かせ、眼前の目標として「まずは開幕1軍入り」を設定した。その先に「レギュラーとしてリーグ優勝、最終的には個人として、新人王を獲得できるように」と見据える。同世代の北條をはじめ近い年齢の若虎たちとの争いに「プレーでも、それ以外でもアピールして、存在感を出していきたい」と真っ向からぶつかる覚悟だ。

 背番号0は社会人時代と同じ。実績に乏しかった大学時代から一転、飛躍を遂げた時期と重なるだけに「非常に強い思い入れがある」とかみしめた。激しい競争に勝ち抜き、“怪物”を打ち、その先の大目標である「新人王」へ――。即戦力内野手のプロ野球人生が、もうすぐスタートする。(巻木 周平)

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