阪神・矢野新監督 鳥谷の希望聞く 定位置定まらず「何がしたいかは大事」

[ 2018年10月21日 10:15 ]

阪神の矢野新監督
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 阪神・矢野燿大監督(49)が20日、今季までの直近3年間で遊撃、三塁、二塁を守り、定位置が定まっていない状況の鳥谷敬内野手(37)に希望を聞き、尊重する方針を示した。鳥谷以外の選手にも同様の措置を取る姿勢で、「自分が何がしたいかというのは大事だと思う」と意図を説明した。

 納得しないまま無理やりプレーさせてもチームにとってプラスにならない。それよりも本人の希望を聞き、尊重する。どこで勝負したいのか――。矢野監督は鳥谷と膝を突き合わせて話し、希望を聞き出す方針を示した。

 「それは聞く。自分が何がしたいか、というのは俺はすごい大事だと思うから。俺が“ここをやれ”じゃなく、選手自身がどうしたいか。原口もそうやけど。捕手をやりたいと言ってまた捕手に挑戦して、今、やっているから」

 鳥谷は金本前監督の下、一昨年の16年シーズン途中に北條の台頭を受けて遊撃から三塁へコンバートされ、二塁も守った。翌17年は遊撃一本での勝負を直訴したが、開幕を三塁で迎えた。同年に三塁でゴールデングラブ賞受賞も、今年は大山の起用優先方針で三塁から二塁へ。結局、シーズン大半をベンチ内で過ごした。来季で38歳シーズン。とはいえまだ力も技術もある。そこで指揮官は持てる能力を発揮させるため、腹を割って話し合う。そしてその希望を最大限に尊重する構え。もちろん鳥谷だけ特別扱いするわけではなく、他の選手にも必要とあれば、同様のヒアリングを実施する方針だ。

 「もちろん、それがまた違うポジションに変わることも、あるやろうけど。それはそれで、変わったことがダメなことではないし。やっぱり自分がどうしたいか。自分のプロ野球人生やから。それがチームにマッチするよう、こちらも提案していく部分もあるけど、基本的にはそういう風に聞いて、やっていきたいと思っている」

 まずは、本人の意志を聞く。そして、やらせてみる。結果、チーム状況などから別の守備位置に回ってもらう可能性はあるが、矢野阪神が最重視するのは「気持ち」の部分だ。(惟任 貴信)

 ▽鳥谷の守備位置変遷 04年9月12日の横浜戦から不動の遊撃を務め、16年7月24日に連続試合フルイニング出場記録が667試合でストップ。代打や途中出場が続く間に代役の北條が遊撃で台頭したため、9月3日のDeNA戦で12年ぶりの三塁守備に就いた。完全コンバートの17年は134試合に三塁で先発出場し、ゴールデングラブ賞を受賞。18年は三塁を大山に譲る形で初の二塁で開幕を迎え、打撃不振で出場機会は激減。6月以降は三塁に戻り、9月28日の中日戦では代打出場から2年ぶりの遊撃守備に就いた。

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