新井さん パ本拠地DH先発あるぞ!日本シリーズ最年長弾あるぞ!

[ 2018年10月21日 05:30 ]

広島の新井
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 今季限りで現役を引退する広島・新井貴浩内野手(41)が日本シリーズではDH制採用のパ・リーグ本拠地戦で先発する可能性が高まった。CSファイナルSでは第2戦での代打同点二塁打などで存在感を発揮。日本シリーズ史上最年長本塁打記録の更新も期待される中、34年ぶり日本一達成への貢献を強く期した。

 決戦に向けた決意表明だった。2年ぶり出場の日本シリーズ。楽しみかと問われた新井は熟考したうえで、言葉を選んだ。

 「うん。楽しみと言えば、楽しみかな」

 現役最後の大舞台。楽しむ余裕はないかも知れない。ただ“家族”と表現するチームメートと共有する時間は、いつだって楽しい。最大7戦。あふれる思いをかみしめながら、34年ぶり日本一に向けた戦いに挑む。

 今季は主に代打として勝利に貢献してきたが、頂上決戦では先発出場する可能性も高まってきた。パ・リーグ本拠地ではDH制が採用されるため、首脳陣にとっては起用の幅が広がる。一塁、DHの人選について迎打撃コーチは「タイプによって誰と誰を組み合わせていくか。西川や松山、その中に当然、新井さんも入ってくる」と言う。対戦投手の左右別被打率など相性を見極めてからになるが、存在感、勝負強さで言えば、チーム内でも突出している。

 先発出場となれば、歴史を塗り替える機会も増加する。現在、41歳8カ月の新井が本塁打を放てば、2003年の阪神・広沢克実(スポニチ本紙評論家)の41歳6カ月を上回る日本シリーズでの最年長本塁打となる。ただ大ベテランはチームの勝利を最優先し、個人記録には興味を示さない。「とにかく自分の言われたところで行けるように準備するだけ。期間が開くし、いい準備をしたい」と表情を引き締めるだけだった。

 CSファイナルS第2戦では0―1の8回2死一塁の場面で代打として登場。左翼線への同点二塁打で劇的勝利に貢献した。一打がCSの流れを決定付け、3連勝での突破につながった。

 「日本シリーズも同様に、みんなにも期待しているし、自分にも期待しています」

 スタメン、ベンチ、どんな形でも勝利に貢献し、34年ぶり日本一の座をつかみ取る。新井が現役最後の大仕事に挑む。(桜井 克也)

 《交流戦でDH》新井は阪神時代の14年から交流戦でDHを務め、通算13試合で45打数11安打、1本塁打、4打点の打率・244。今季は3試合で12打数2安打、1本塁打、1打点の打率・167。6月14日のオリックス戦では7回に金子からDH初本塁打を記録した。16年日本ハムとの日本シリーズでも第5戦にDHで先発。4打数1安打、打点なしだった。同シリーズでは他にエルドレッドが3、4戦で8打数2安打、1本塁、2打点だった。

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