マー君7連勝!17回1/3連続無失点 5年連続2桁に王手

[ 2018年8月2日 05:30 ]

ア・リーグ   ヤンキース6―3オリオールズ ( 2018年7月31日    ヤンキースタジアム )

オリオールズ戦の5回、ウィンズを併殺に仕留め右拳を力強く握り締めるヤンキース・田中
Photo By 共同

 夏男だ。ヤンキースの田中将大投手(29)が31日(日本時間1日)のオリオールズ戦に先発し、6回3安打無失点、8奪三振で9勝目を挙げた。4月23日から自己最長タイの7連勝。連続イニング無失点は17回1/3に伸び、デビューから5年連続の2桁勝利に王手をかけた。7月の月間防御率は1・75。首位レッドソックス追走へ調子が上がってきた。

 真っ向勝負を選択した。3回2死二塁。田中は3番ジョーンズを追い込むと、94マイル(約151キロ)の内角直球で空振り三振。過去の対戦で打率・367、3本塁打を許していた難敵を仕留め、大きく吠えた。無死二塁のピンチから、3者連続三振で自らを乗せた。

 「(完封した)前回と比べると、どれも良くなかった。特に初回は苦しんだ」

 絶好調でなくとも、適応力で活路を見いだすのが田中。31球を要した初回の後、ベンチ裏で投球の映像を見直し体重移動に気になる点が見つかった。「修正を試みて、何とか粘ってああいう結果につながった」。6回は1死一、二塁から4、5番を連続三振。満員のヤンキースタジアムで大歓声と拍手を浴びた。

 8三振は全て空振りで奪い、ピンチではバットに当てさせなかった。低めのスプリットとスライダーに高めの直球を駆使。「高低を使って、という自分の投球の形で抑えられたのは良かった」。7連勝。特に、両太腿裏の張りによる離脱から7月10日に復帰後の安定感は群を抜く。7月の月間防御率1・75は、メジャー自己最高。連続イニング無失点は自己最長にあと1/3と迫る、17回1/3まで伸びた。

 かねて、勝ち星以外に気にする数字として投球回と防御率を挙げていた。「自分が頑張って投げて、どれだけ得点を防いだことが分かる数字だと思う」。先月終了時点で4・58だった今季の防御率はこの1カ月で3・84まで改善した。それでも試合後、本人は「久しぶりにそんな数字を聞きましたね。なっさけない」と苦笑い。「まだ満足はできないか」と問われると「もっちろん」と即答した。

 14勝を挙げている開幕投手セベリーノは7月に防御率6・58と不調に陥った。一方で、田中はメジャー通算の月間別で8月が防御率2・97と最も好成績を残している。「勝っていくしかない。そこにつながっていくような投球をしていくだけ」。首位レッドソックスとは5ゲーム差。田中が燃える夏は、これから本番を迎える。

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