“地方の鬼”メッセが連敗止める「自分にできることをやる」

[ 2018年4月24日 05:30 ]

練習中、笑顔を見せるメッセンジャー
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 阪神は23日、巨人戦3連敗を受け、当初の投手指名練習を変更し甲子園球場で全体練習を行った。24日のヤクルト戦(松山)に予告先発されたメッセンジャーは、快投でのチーム連敗ストップを宣言した。

 巡るべくして、巡ってきたマウンドなのかもしれない。試練に立たされた猛虎を救うのは、エースしかいない。連敗ストッパーを託された助っ人右腕は、静かに闘志をたぎらせた。

 「(チームは3連敗中で)それも野球。長いシーズンで、チームにとってうまくいかないこともある。そういう時こそ、自分にできることをしっかりとやりたい。一瞬で良くなることはないから」

 実に冷静に、的確に現状を捉える言葉が頼もしい。それでも、言葉の裏に見えるのは、確固たる自信に他ならない。舞台となる松山も、助っ人右腕に大きく味方しそうだ。

 地方球場では通算8試合で6勝1敗、防御率2・31、目下6連勝中と無類の強さを誇る。加えて、松山・坊っちゃんスタジアムでは13年5月10日に同じヤクルト相手に5安打完封勝利を飾り打撃でも3打点とワンマンショーを演じた縁起の良い舞台だ。「いつか投げたな…とは思っていた」と大きくうなずいた表情は柔らかくても、マウンドに上がれば“地方の鬼”としてツバメの前に立ちはだかる。

 「球場うんぬんで変わることはない。球場、マウンドがどうであれ、本塁までの18・44メートルは一緒。(マウンドの状態が)良くても、悪くても、自分の仕事をするだけ。自分の球を投げるだけだよ」

 地方球場の快投術については、どんな舞台であっても慌てることなく「等身大の投球」を心がけることが大事とした。続けて「(マウンドの違いを)言い訳にはしたくない」と大黒柱としてのプライドもにじませた。

 13年はメッセンジャーの完封で弾みをつけチームは同一カード3連勝。今回は2連戦だが28日から9連戦が控えており、黄金週間を貯金週間にするためにも、2連勝で貯金1からスタートしたいところだ。「シリーズの頭に投げるということで、そういう風(カード連勝)になればいい」と勢いを与える投球を力強く宣言した。

 対ヤクルトも昨季は2勝負けなしで、17イニング連続無失点中と、負ける要素は皆無と言っていい。18日の中日戦は6回2失点でチームトップの3勝目を手にした。「できるだけ長いイニングを投げて、チームに勝つチャンスを与えられるように」。変わらぬ信念を胸に、エースの任務を遂行する。(遠藤 礼)

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