江本孟紀氏明かす“鉄人”支えた「ゴムまりのような体」ライバル衣笠さん悼む

[ 2018年4月24日 14:41 ]

野球解説者の江本孟紀氏
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 プロ野球の広島で活躍した衣笠祥雄(きぬがさ・さちお)氏が23日、上行結腸がんのため、都内で死去した。71歳だった。2215試合連続出場した“鉄人”の突然の訃報を受け、現役時代に対戦した、元阪神投手で元参議院議員の江本孟紀氏(70)が24日、フジテレビ「直撃LIVEグッディ!」(月〜金曜後1・45)に電話出演し、故人を悼んだ。

 衣笠さんの体調について「ここ数年、悪いとは聞いていた」と説明。そんな中でも、球場で顔を会わせていたこともあり「何とか頑張ってるなあと感じでした。最後までグラウンドにいたかったのでしょう」としみじみ話した。

 現役時代には広島と阪神の選手として何度も対戦。当時を振り返り「コントロールが悪くて、体に当ててしまったこともあったが、痛がることなく、手を上げてそれで終わりだった」。印象に残っているのは、衣笠さんの体の柔らかさだという。球宴で着替えの際に裸を見たとき「ゴムまりのような、すごいいい体をしていた」。この体が“鉄人”を支えていたと明かした。

 「人柄もよく、嫌なことを言う人ではなかった。解説も優しいですし、国民栄誉賞をもらうだけのことはある。成績だけでなく、人格者で国民栄誉賞にふさわしい人」と、しのんだ江本氏。1月には70歳で星野仙一氏も亡くなったことに触れ「同じ世代ですから。われわれもいきますんで、お待ちください」と努めて明るく話していた。

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