広島・中村祐 あと2人でプロ初完投勝利逃す「すごい悔しい」でも「泣いてません」

[ 2018年4月24日 21:09 ]

セ・リーグ   広島7―2DeNA ( 2018年4月24日    横浜 )

<D・広>緒方監督(左)とハイタッチする中村祐
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 広島の中村祐太投手(22)が24日、DeNA4回戦(横浜)で8回1/3回を2失点に抑えて今季2勝目。プロ初完投勝利目前で四球を連発して満塁のピンチを招き無念の降板となったが、チームの連敗を3で止め首位奪回に大きく貢献した。

 中村祐は5回まで相手打線をノーヒットに抑え、2回には2つの死球と1つの四球で1死満塁のピンチを招いたが、失点は許さず。7点リードで迎えた6回には3連打で無死満塁とされてから併殺打で1点を失ったものの完投ペースで試合は進んだ。

 だが、1失点でのプロ初完投勝利が見えてきた9回、1死走者なしから戸柱に右前打された後で梶谷と代打・中川に連続四球を与えて満塁のピンチを招き、ここで降板。マウンドを中崎に譲った。

 序盤に安部や丸の好捕などもあり、「バックの守りが良くて、早めに援護もしてもらったので楽に投げれました」とチームメートに感謝した22歳に笑顔はなく、表情は硬いまま。初完投勝利を逃したことを「すごい悔しいです」と振り返った。

 降板後、ベンチに引き上げた際には唇をかみしめ、目を赤くし、タオルに顔をうずめた。それでも「いえ、泣いてません」とキッパリ。「またできるように頑張ります」と完投勝利への強い思いをのぞかせた。

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