侍・稲葉監督、異例のU―23兼務 清宮の10月W杯招集濃厚

[ 2018年4月24日 05:30 ]

2月、アリゾナキャンプで清宮(右)に熱い視線を送る稲葉監督
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 10月に中米ニカラグアで開催される「第2回U―23ワールドカップ」で、大会連覇を狙う侍ジャパンは、トップチームの稲葉篤紀監督(45)が指揮を執ることが23日、決定した。20年東京五輪へ向けて経験を積むことが目的。日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)が選出される可能性も高く、実現すれば、アンダー世代ながらプロ入り後初の侍ジャパン招集となる。

 地球の反対側で、稲葉監督と清宮がハイタッチして喜び合う。そんなシーンが期待される。侍ジャパン強化本部の山中正竹本部長は清宮の招集について「可能性はある。(清宮は)ポテンシャル、注目度も高い。育てていくのも我々の責務」と明言。指揮官が熱視線を注ぎ続けるスラッガーが、半年後に「JAPAN」のユニホームに身を包んでいる可能性が濃厚となった。

 U―23ワールドカップはニカラグアで10月19〜28日に開催。この日は異例の「兼務」が決定した稲葉監督と建山義紀投手コーチの就任が発表され、指揮官は「東京五輪での金メダル獲得の実現には、監督として国際大会を戦う経験を積み上げていくことは重要。このような機会をいただいたことに感謝している」とコメントした。コーチ3人制など五輪と同じ状況で指揮を執り、実戦感覚を磨くのが最大の目的。さらに若手有望株を直接見極めることもできる。そこに清宮が加わることは、必然の流れといえる。

 稲葉監督は「20年までに必要な選手でいてほしい。ずっと見ていきたい」と話すなど、清宮に「東京五輪の星」として期待をかけてきた。本人は限局性腹膜炎などで出遅れたが、20日のイースタン・ロッテ戦で1試合2本塁打。22日の同カードでも3号ソロを放ち、1軍昇格へ前進している。自身も東京五輪出場を夢に掲げており、アンダー世代ながら侍ジャパン招集が実現すれば、2年後への大きなアピールにもなる。

 16年の前回大会はプロ・アマ混成だったが、今回は「オールプロ」の可能性もある。大会が10月下旬とあってクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズの日程と重なるために最終的な選考は直前となる見込みだが、「侍・清宮」が誕生すれば大きな話題となることは間違いない。悲願の東京五輪金メダルへ、遠くニカラグアの地が熱く燃える。

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