田口やったね!代打で同点二塁打

[ 2008年7月23日 11:43 ]

メッツ戦の9回に代打出場、同点の2点二塁打を放つフィリーズ・田口

 米大リーグ、フィリーズの田口壮外野手は22日、ニューヨークでのメッツ戦に3―5の9回、代打で出場し、2点二塁打を放ち、そのまま左翼の守備に就いた。チームは8―6で逆転勝ちした。

 3点を追う9回だった。1点を返し、なお無死満塁の好機。フィリーズベンチは代打に田口を送り出した。背番号99のベテランがファウルで粘った後の8球目をたたくと、打球は右翼手の頭上を越えていった。
 直前の投手交代で、左腕が出てくれば代打だと告げられていた。「ゲッツーでも1点。こっちに傾きかけた流れを、しっかり手繰り寄せよう」。後半戦初安打は価値ある同点の2点二塁打。チームの逆転勝ちにつながる会心の一打となった。
 マニエル監督は田口を評価。「厳しい練習を積み重ねながら、しっかり準備してくれているのは知っている」と信頼感を口にした。
 試合後の田口は手狭なロッカールームから取材のために通路に連れ出された。大勢の地元メディアを相手に人懐っこい笑顔を振りまいた。

 ▼田口の話 無死満塁で制約なく打てたのが良かった。自分のことより、チームが勝てばいいんです。(共同)

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2008年7月23日のニュース