田中 腱板炎と関節唇損傷で3日間ノースロー

[ 2008年7月23日 19:42 ]

 右肩痛を訴えた楽天の田中将大投手(19)は23日、仙台市内の病院で磁気共鳴画像装置(MRI)などによる精密検査を受け、疲労による軽度の腱板炎と軽度の関節唇損傷と診断された。3日間はノースローで経過を観察し、順調なら27日にキャッチボールを再開する予定。

 この日、プロ2年目で初めて故障により出場選手登録を外れた田中は「何もありません」と話すにとどまった。だが、関場トレーナーは「軽症。本人も落ち込んではいないと思う」と説明した。また、22日の診察で上腕二頭筋長頭部の炎症と診断されたことについては「腱板と関節唇が原因となった二次的なもの」との見方を示した。

 田中は北京五輪の日本代表に史上最年少で選ばれ、31日からのオールスターゲームにも選出されている。

 ≪野村監督 田中の五輪出場には否定的≫楽天の野村監督は、田中の精密検査の結果を聞き「五輪とオールスターはちょっと無理でしょう。急いだら再発する。じっくりと治さないと」と、あらためて出場には否定的な姿勢を示した。
 26日にキャッチボールが再開できるかどうかを判断することになっている。経過が順調なら、田中本人が五輪出場を強く希望する可能性もある。野村監督は「医者が何と言うかが一番のポイントになる。ただ致命傷になると困るからな」と心配そうだった。

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2008年7月23日のニュース