早実 1年生コンビが引っ張る

[ 2008年7月23日 06:00 ]

<都小平・早実>1年生で4番打者先発出場した早実・小野田(左)と1年生で先発登板した鈴木

 【早実8―0都小平】とても1年生とは思えない、落ち着き払ったマウンドさばきだった。都小平を6回3安打無失点。無四球の好投に鈴木は「調子はあまり良くなかったけど、丁寧にコントロール良く投球できた」と童顔をほころばせた。

 降雨ノーゲームとなった18日の4回戦(対都小川)以来の先発。直球を低めに集め、縦に鋭く落ちるカーブで相手打者を幻惑した。先頭打者はすべてアウトに取るテンポのいい投球に加え、打っても3安打3打点。5回には右越えソロも放った。和泉監督は「よく放ってくれた。打つ方はあまり期待してないんだけど」と笑ったが、本人は「(打撃も)自信あるんですよ」と鼻高々だ。
 毎朝5時に起床。自宅のある埼玉・鳩ケ谷から、東京・国分寺の早実まで片道2時間かけて通学している。練習後の帰宅は深夜。睡眠時間は「平均で5時間ぐらい」という。それでも「文武両道で、人気のある早実で野球をやりたかった」と苦にはしていない。父・久幹さん(44)が監督を務める大宮西はこの日黒星。しかし神奈川・慶応で4番を打つ兄・裕司(3年)は北神奈川大会で8強に進出しており、弟は「ぜひ甲子園でやりたい」と目を輝かせた。
 鈴木と同じ1年生の小野田が4番を打ち、初回1死二、三塁では先制左前打。こちらも「みんなでつないで点が取れた」と笑顔満開だ。早実の1年生といえば80年夏の甲子園で準優勝した荒木大輔(現ヤクルト投手コーチ)が有名。背番号14と11の1年生コンビが、再び旋風を巻き起こす。

 ◆鈴木 健介(すずき・けんすけ)1992(平4)4月25日、埼玉・鳩ケ谷市生まれの16歳。小1から地元の「南七丁目スポーツクラブ」で野球を始める。里中中では「越谷シニア」でプレーし、3年夏には日本代表メンバーとしてベネズエラでの世界ユース大会に出場。父は埼玉・大宮西の鈴木久幹(ひさもと)監督(44)、兄は神奈川・慶応の裕司(3年)。1メートル73、72キロ、右投げ左打ち。

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