竜王戦第4局1日目 戦型は角換わり!藤井竜王の55手目に「攻め合う意思表示」と井上常務理事

[ 2022年11月8日 14:33 ]

第35期竜王戦七番勝負第4局で、初手を指す藤井聡太竜王(8日午前9時、京都府福知山市で)=代表撮影
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 藤井聡太竜王(20)=王将、王位、叡王、棋聖含めて5冠=が挑戦者に広瀬章人八段(35)を迎える第35期竜王戦7番勝負第4局が8日午前10時、京都府福知山市の福知山城天守閣で1日目が始まり、先手藤井の戦型は今期3度目の角換わりへ進んだ。

 ここまでの対戦成績は藤井の2勝1敗。午前12時30分からの昼食休憩までに56手進んだ。駒割りは損得なく、藤井が敵陣に馬を作った一方、広瀬は角を手駒にして反撃態勢を整えている。

 初手に立ち会った連盟常務理事の井上慶太九段(58)は広瀬の36手目、3段目へ上がった金を指して「角換わりでも少し古い形へ広瀬八段が誘導した。攻撃重視のキッパリした手」と表現した。その後、藤井が指した昼食休憩前の55手目、歩を5段目へ突き上げた一手について、「(棋士らが現地で集う)控え室でも評価が高かった。攻め合いでいこうという意思表示」とした。

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2022年11月8日のニュース