桂文枝が明かす三遊亭円楽さんの「情熱」 亡くなる前夜もプロデュース落語会気にして社長に電話

[ 2022年11月8日 15:14 ]

三遊亭円楽さん(右)と桂文枝(2018年撮影)
Photo By スポニチ

 落語家桂文枝(79)が7日、MBSラジオ「桂文枝の茶屋町ホテル」に出演。9月に亡くなった三遊亭円楽さんのエピソードを語った。

 文枝は前日まで「博多・天神落語まつり」に出演していた。同まつりは円楽さんプロデュースで2007年に始まった落語の祭典。「円楽さんは最後の最後まで博多・天神落語まつりのことを気にしてね。(亡くなる前日の)夜に事務所の社長の携帯に電話して、“夜に劇場行ったけど、誰も居ないじゃないか”って留守電に残していた。それはもう夢うつつの中でね。だから、亡くなる6、7時間前まではまだ意識があったんです。で、朝にね…」と明かした。

 また、円楽さん自身も5席やる予定だったといい、その穴を埋めるため「私も3席やりました」と語った。「1000人ぐらい入る劇場に(観客が)ビシ~ッと(満席)。そら、最後の形見のプロデュースですから。良いお客さんで、円楽師匠も喜んでおられたと思う」と振り返った。さらに、「これだけは続けていこうと。またやりますので」と、円楽さんが大事に、大きく育てたイベントの存続を誓っていた。

続きを表示

2022年11月8日のニュース