うつみ宮土理 愛川欽也さんが建てた劇場「キンケロ・シアター」は「かみさんが舞台に…そのためにって」

[ 2022年11月8日 16:43 ]

うつみ宮土理(2017年撮影)
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 タレントのうつみ宮土理(80)が8日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。2015年に他界した夫でタレントの愛川欽也さん(享年80)の家へのこだわりと、愛川さんが建てた劇場「中目黒キンケロ・シアター」について語った。

 司会の黒柳徹子から「ご主人だった愛川欽也さんは建築が大好きで、7軒もうち建てたんだって」と振られると、うつみは愛川さんが小学校4年の時に戦争で家が焼け、母親と親戚の家に行ったが泊めてもらうことができず、自ら宿屋と交渉して4畳半の一室に住まわせてもらった体験を告白。「その時の切ない思い出がやっぱりうちを持たなくてはいけないと思ったって。めちゃくちゃ仕事をして、お金が入るようになった時に、やっと自分のうちを建てることができて。“あーなんかこう、風も入って来ない、雪も入って来ないようなうちに住むって幸せだなあ”って思って、うちって大事だなと思ったんですって」と回顧した。

 「それからうち、少し大きなうち、それよりももうちょっと都会の方に出たうちとか、そういうふうにしていったら随分と。7軒建てたっていうか、借りたっていうか、引っ越したっていうか。それでも最後は私のためにうちを建ててくれましたし」と語った。

 黒柳が「劇場もでしょう」と2009年に完成した東京・中目黒の劇場「中目黒キンケロ・シアター」について話を振ると、うつみは「劇場は、“かみさんが舞台に出て歌ったり、コメディーやったりするのが好きだから、だからそのために”って言うんで、劇場も」。銀行との交渉も愛川が行ったとし、「銀行と交渉するのが上手なのよ」「私は借金って聞くと凄く嫌だったんですけど、もう私がえ、え、え、えって言った時には劇場の見取り図ができちゃったりしていて」と振り返った。

 「一応、『キンキン劇場』じゃなくて、『キンケロ・シアター』って言って私の名前(ケロンパ)まで入れてくれた。うれしそうだったわー、この時キンキンは」と懐かしそうに語った。座席もゆったりとしているとし、「“こんなファーストクラスみたいな椅子じゃなくて、もうちょっと狭い椅子に”なんて言ったら怒られました。“お年寄りを考えて、ゆったりとして”って。ですから、157人ぐらい?」と目を細めた。

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2022年11月8日のニュース