24年大河「光る君へ」 道長役・柄本「心のどこかで俺じゃないのかな、と」 吉高「想像できないお芝居」

[ 2022年11月8日 15:53 ]

NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演する吉高由里子と柄本佑
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 NHKは8日、2024年に放送される大河ドラマ第63作「光る君へ」で女優の吉高由里子(33)が演じる主人公・紫式部の生涯のソウルメートとなる「藤原道長」役を、俳優の柄本佑(35)が演じることを発表した。柄本とともに吉高も登壇した会見では、早くも生涯のソウルメートを感じさせるやりとりを見せた。本作は、大石静さんが脚本を手掛け、平安時代の紫式部の物語を描く。

 柄本と吉高は、2020年に放送された吉高主演の日本テレビ系連続ドラマで大石さん脚本の「知らなくていいコト」で共演。2人は元恋人という役柄で、作中で度々キスシーンを披露し話題となっていた。今作で、再び大石作品による2人のタッグが実現する。

 柄本は「この作品やるのは知っていて、今年の3月くらいにお話いただいて、数年前のドラマが刺激的で、心のどこかで俺じゃないのかなと思っていたと思う。この座組に仲間入りできるのうれしくて、やらしてくれと。1年通じて、どんなまひろ、どんな道長がでるのか楽しみ」と意欲を見せた。

 これに吉高は「心強いな。柄本とは日テレのドラマでご一緒して、台本読んでて想像しないようなお芝居を、瞬発力でする。そのリアクションが楽しい1クールだった。今回はどんな発想で台本が具現化されるのか、1年間そばで見られるのが楽しみ。いろんな刺激をいただいた。心の最果ての人になるのはありがたい」と柄本への信頼を語った。

 さらに「妻には伝えた」という柄本。「一瞬止まって、もう一回言ってって。本人も喜んでくれた。他の家族にも誰にも言っていない。どこから漏れるか分からないので。家族は同じような仕事しているので、誰にも言ってません。父・母は、ドラマはあまり見ていないが、日曜は大河を観るのだけは欠かさないので、どんな風になるのか楽しみ」と、役者一家の反応にも期待を寄せた。

 吉高は「佑のお芝居大好きなので、モチベーションにも刺激にもなる。音声に怒られるくらいウィスパーボイスで喋るときもある。想像できないお芝居することもある。自分がプランニングしてない感じを味わえるのが楽しみ」とコメントした。

 主人公の紫式部は、その中で自らの知性と感性、そして努力によって、壮大で精緻な恋愛長編「源氏物語」を書き上げた女性。そんな紫式部の「源氏物語」執筆に、欠かせないひとりの男性が、藤原道長。ドラマでは紫式部が生涯心を寄せ、陰に陽に影響しあいながら人生をたどる、いわばパートナーとして登場する。

 同ドラマは、変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語。平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した、紫式部の人生を描く。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する。
 

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