パドレス・マスグローブ 山本由伸と投げ合うドジャース開幕2戦目へ「気持ちが上がってきている」

[ 2024年3月20日 16:03 ]

マスグローブ(左)と会話するパドレス・シルト監督(AP)
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 21日のドジャースとの開幕2戦目に先発するジョー・マスグローブ投手(31)が20日、韓国・ソウルで登板前日の取材対応。韓国での公式戦初登板へ意気込みを口にした。

 マスグローブはメジャー8シーズンで通算60勝57敗、防御率3.72。3年連続で2桁勝利を挙げており、22年はオールスターにも選出された。昨季も17試合に先発し、10勝3敗、防御率3.05の好成績だったが、8月に肩を痛めシーズンを早めに終えていた。

 ドジャースは山本由伸投手が開幕2戦目に先発する。マスグローブは「気持ちが上がってきている。状態を上げるのに時間がかかったが、ようやく整ってきた。こちらに来て最初はやや体が重たい感覚もあったが、こちらで体を動かしていくうちに状態を引き上げ、調整することができた。投球をシャープにできた。2度ブルペン投球したが、昨日は状態がとても良かった」と意気込みを口にした。

 韓国で行われる開幕シリーズについては「生涯に一度あるかないかの旅だ。観光で来ることはあっても、プロ野球選手としてこうした経験ができるのはそう簡単なものではない。韓国の方はとても親切でホテルの施設もとても素晴らしく、非常にいい経験になった。食べ物もおいしいし、素晴らしいツアーになっている。時差の問題は大変だったが、十分に体を動かして準備はできている」と話した。また、金河成(キム・ハソン)について「我々におすすめスポットなどを教えてくれた。ユニークな韓国ならではの経験ができた。彼も母国に戻ってとても楽しそうだ。ここでは我々をうまく導いてくれている」と感謝した。

 米国でのオープン戦は2月22日、26日のオープン戦最初の2試合はともに初回の途中で降板し、防御率43.20。ここまで結果を残せておらず、不安要素もあるが「キャンプでは球速を上げていくことにフォーカスしていた。私の考えていたシナリオ通りにゲームの準備ができている。毎年キャンプでは新たな試みをしてきたものだが、今年は故障明けでもあったのでケガについてのケアというものに専念してきた」と説明した。

 大谷とは過去7度対戦しており、まだヒットを許していない。初対戦は21年8月27日で、マスグローブはエンゼルス相手に3安打完封、9奪三振と圧倒。1番打者の大谷もカーブに浅い左飛、二ゴロ、浅い中飛、直球に中飛だった。2度目は23年7月4日。この時もマスグローブは7回3安打1失点、11奪三振の好投を見せた。3番・大谷は高めのカットボールに空振り三振、カーブに浅い左飛、カットボールに一ゴロだった。山本との投げ合い、そして大谷との対戦にも注目が集まる。

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