パドレス ダル、松井裕樹ら8投手の継投も実らず 大谷翔平擁するドジャースに逆転負け

[ 2024年3月20日 22:14 ]

ナ・リーグ   パドレス2ー5ドジャース ( 2024年3月20日    高尺スカイD )

<パドレス・ドジャース>ダルビッシュ(左手前)との初対戦は遊ゴロに倒れた大谷(撮影・光山 貴大)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が20日、自身にとって2年ぶり4度目となる開幕投手として韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われたドジャース戦に先発。3回2/3を2安打1失点(自責0)、3奪三振、2四球でマウンドを降りた。オフに楽天からパドレスに移籍した松井裕樹投手(28)もメジャー初登板し、2/3を無安打無失点に抑えた。しかし、チームは8回に4失点し、2-5で逆転負けして今季初勝利はならなかった。

 ダルビッシュは現在、日米通算196勝。開幕戦で勝利すれば4度目の開幕戦で自身初勝利だったが、初勝利はお預けとなった。初回と2回は走者を許しながらも無失点に抑えて迎えた3回だった。2死走者なしから大谷翔平投手にツーシームを右前打されると、その後は連続で四球を与えて2死満塁のピンチ。しかし、1打席目で安打を許した5番・マンシーに対してカーブでカウントを整えると、フルカウントから外角高めへの93・7マイル(約150・0キロ)のツーシームで空振り三振。一回転して大きく右拳を振り下ろし、雄叫びをあげた。

 しかし、1-0で迎えた4回は先頭打者を味方の失策で出塁を許すと、その後1死三塁から8番のジェーソン・ヘイワード外野手に右翼へ犠飛を打ち上げられて同点。そこでマイク・シルト監督がベンチを出て交代を告げられた。日米通じて初対決となった大谷とは、初回はツーシームで遊ゴロ。3回は右前打を許して2打数1安打だった。

 松井は2-1の6回1死走者なしからマウンドに上がると、先頭は7番のジェームズ・アウトマンとの対戦。2-1からの4球目にピッチクロック違反(走者なしでは15秒以内)でボールを宣告されると、5球目も高めに外れて四球で歩かせた。ここでルーベン・ニエブラ投手コーチがタイムを取ってマウンドへ駆けつけた。

 続く代打のキケ・ヘルナンデスに対しては2球であっさり追い込むと、最後はフォークで空振り三振に仕留めた。初三振のボールはベンチへ返され、ベンチで見守っていたダルビッシュ有投手も拍手を送った。9番のギャビン・ラックスにはカウント2-1から最後は92マイル(148キロ)直球で左飛に打ち取った。ベンチに戻るとダルビッシュらナインから温かく出迎えられた。

 パドレスは3回1死三塁からサンダー・ボガーツが中前へ適時打を放って先制。1-1とされた直後の4回無死満塁からルイス・カンプサノの遊ゴロ併殺打の間に三塁走者が生還して勝ち越した。しかし、8回に6番手の右腕ジョニー・ブリトが無死満塁から左犠飛を許して同点。さらに7番手の左腕アドリアン・モレホンが味方の適時失策や大谷に適時打を許すなど、この回だけで4失点して3点のビハインドとなった。

 3点を追う9回は5番の金河成(キム・ハソン)が右飛、メジャー初打席となった代打のグラハム・ポーリーが空振り三振、カンプサノが二ゴロに打ち取られて試合に敗れた。

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