【センバツ】耐久 エース冷水が右肘死球受けて倒れこむ 痛みこらえ復帰、場内から万雷の拍手

[ 2024年3月20日 15:45 ]

第96回選抜高校野球大会第3日第3試合 1回戦   中央学院-耐久 ( 2024年3月20日    甲子園 )

<中央学院・耐久>7回、死球を右肘に受け倒れ込む耐久・冷水(撮影・須田 麻祐子)
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 1回戦で、甲子園初出場の耐久(和歌山)と6年ぶり2度目の出場・中央学院(千葉)が対戦した。

 耐久は黒船来航の1年前にあたる1852年(嘉永5年)に開かれた稽古場「耐久社」を起源とし、全国有数の伝統を誇る公立校。野球部は1905年(明治38年)に創部された。

 昨秋の和歌山県大会で初優勝し、40年ぶりに出場した近畿大会でも4強入り。選手19人で春夏通じて初となる甲子園への道を切り開いた。

 初回、1番・堀端が甘く入ったスライダーを振り抜き、左翼線二塁打。春夏通じて甲子園初安打となり、超満員のアルプスからは大歓声が起きた。

 昨秋公式戦全9試合を一人で投げ抜いたエース冷水(しみず)は初回に1点を失ったが、2回以降は粘りの投球。しかし、6回に3点を失った。

 7回の打席では右肘に死球を受けて倒れこむアクシデント。臨時代走が出され、治療でベンチ裏に退いた。7回守備から再びベンチ前に姿を現し、キャッチボールで状態を確認してから勢いよくマウンドへ。場内からは大きな拍手が起きた。

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