ドジャース大谷翔平、2安打1打点に日米通算100盗塁　ダルから初安打に走塁ミスもあった新天地デビュー

ナ・リーグ   ドジャース5―2パドレス （ 2024年3月20日    韓国・ソウル ）

＜パドレス・ドジャース＞3回、右前打を放ちポーズを決める大谷（AP）
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　ドジャースの大谷翔平投手（29）が20日、パドレスとの開幕戦に「2番・DH」で先発出場し、逆転勝利に貢献した。ダルビッシュ有投手（37）との初対決で移籍後初安打となる右前打を放ち、初盗塁もマーク。8回の第5打席では移籍後初打点となる左前打を放つなど、5打数2安打1打点1盗塁の活躍だった。

　ダルビッシュとの初対戦は2打席、計9球で遊ゴロ、右前打に終わった。初回無死一塁で迎えた第1打席は2ボール1ストライクからの4球目、外に沈む球にバットを出したが、当てただけの遊ゴロに倒れた。

　3回2死無走者で迎えた第2打席にしっかりとやり返した。カウント2ボール2ストライクからの5球目、ダルビッシュの高めの直球を上からしっかりと叩いて、打球速度181キロの弾丸ライナーで右前に運んだ。すぐさま次打者の初球に二塁盗塁にも成功。これが日米通算100盗塁となった。安打の際には、スタンドで観戦した真美子夫人もガッツポーズし、周囲とハイタッチで笑顔を浮かべた。

　第3打席は強烈な当たりながら三ゴロ。そして7回は投ゴロに倒れたが、8回の第5打席だった。3得点して逆転して迎え、なお1死一、二塁の場面で左前打を放ち、移籍後初打点をマーク。新パフォーマンスとなっている一塁ベースコーチとヘルメットをぶつけ合った。

　しかし直後の走塁では、次打者・フリーマンの大きなフライに反応し、一塁からスタートを切った大谷だったが、フリーマンのフライは右翼手・タティスのグラブに収まり、慌てて帰塁。この際、二塁ベースを回っていたが、ベースを踏まずに一塁へ戻ったとみなされ、アウトの走塁ミスもあった。

　メジャー移籍後、過去の開幕戦は21打数3安打、打率・143だったが、開幕戦は初のマルチ安打。移籍後初安打もダルビッシュから放つことができた。プロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル（決定時約1015億円）での移籍、真美子夫人との結婚など、新たなスタートを切った大谷にとって、韓国の地で大きな1歩を踏み出した。