【センバツ】創志学園・後藤 攻守で活躍、好リードに「テンポ早く相手に考えるスキ与えず」

[ 2024年3月20日 11:38 ]

第96回選抜高校野球大会第3日第1試合 1回戦   創志学園7―0別海 ( 2024年3月20日    甲子園 )

<別海・創志学園>7回、創志学園・後藤は右前適時打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 7年ぶり4回目出場の創志学園(岡山)は初戦で、21世紀枠で初出場の別海(北海道)と対戦し、7―0で勝利し、16年以来8年ぶりの初戦突破を果たした。

 先発したエース左腕・山口瑛太(3年)は130キロ台の直球と鋭いスライダーを武器に別海打線を翻ろう。昨秋は5試合に登板し防御率0・77で、甲子園でもその安定感を発揮して、14三振を奪い、4安打完封した。

 捕手の後藤龍太朗(3年)は、好リードで山口の大会完封一番乗りを引き出し、7回には右前適時打。攻守で活躍し「きょうはテンポを早くして、相手に考えるスキを与えない、と意識しながらやって。コントロールはアバウトだったけど、打たせるところは打たせて」と振り返り、14奪三振については「スライダーが結構決まって、バッターの反応もそこまで良くなかった」と話した。また、チーム・スローガンのアグレッシブベースボールについて「盗塁とか走塁ができた実感はないですけど、攻めて攻めて攻めた結果が相手のミスを誘えたと思う。今後も(スキあれば)全員が感じているので、まだまだもっともっとアグレッシブはやっていきます」と力強く言い放った。

 チームを率いる門馬敬治監督は前任の東海大相模(神奈川)時代に春3回、夏1回の全国制覇を成し遂げた名将で、新天地1勝となった。

 昨夏は岡山大会初戦で敗退するなど苦難のスタートとなった。しかし、新チームは昨秋県大会優勝、中国大会で準優勝し、センバツ切符を手にし、好打をかみ合わせて初戦を突破した。 7年ぶり4回目出場の創志学園(岡山)は初戦で、21世紀枠で初出場の別海(北海道)と対戦した。16年以来8年ぶりの初戦突破を果たした。

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