アスレチックス・藤浪 大谷斬りで初回無失点! メジャー初登板初先発

[ 2023年4月2日 05:11 ]

ア・リーグ   アスレチックスーエンゼルス ( 2023年4月1日    オークランド )

<アスレチックス・エンゼルス>初回、大谷(右)を一ゴロに打ち取る藤浪(撮影・会津 智海)
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 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)が1日(日本時間2日)、本拠地オークランドコロシアムでのエンゼルス戦でメジャー初登板初先発を果たした。「3番・DH」でスタメン出場したエンゼルス・大谷を一ゴロ打ち取り、初回のスコアボードに「0」を刻んだ。

 圧巻の立ち上がりだった。先頭のウォードにはカウント0-2から左翼への大ファウルを打たれたが、最後は93・3マイル(約150・1キロ)のスプリットで空振り三振。続くトラウトも簡単に追い込み、最後は94・8マイル(約152・5キロ)のスプリットで空振り三振に仕留めた。最高の形で迎えた大谷とのメジャー初対戦。カウント1-1から92・9マイル(約149・5キロ)のスプリットを選択し、一ゴロに仕留めた。

 慣れない環境でも着実に調整を進めてきた。オープン戦は5試合に登板。最終登板となった25日のブルワーズ戦では自己最長の6回を投げ、無安打2失点。直球の最速は98マイル(約157・7キロ)をマークした。無安打ながら5四死球3暴投と、引き続き制球に課題を残したが「全体的には良いイニングが多かったので良かった。修正できたので、とりあえず良しとします」と前向きだった。オープン戦は5試合に登板し3勝0敗、防御率3・86。登板ごとに一つ一つ課題をクリアして開幕を迎えた。

 同学年の大谷とは、メジャー移籍後初めての対戦。2月28日のオープン戦初登板で投げ合ったが、打者・大谷とは新人だった13年5月26日(甲子園)以来、10年ぶりの対決となった。初登板時には右翼後方のブルペンで試合前に並んで投球練習。「1個、1個すごい大げさに取り上げられますけど、別にあいさつするのも至って普通のことですし、そりゃあ試合両先発ならブルペン並んで投げるでしょうし、ごく当たり前のことなので、自分の中ではそんなに…ですかね」。一貫して自然体で歩んできた。メジャー初登板初先発の舞台でも、それは変わることはなかった。

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