西武・松井稼頭央監督、初勝利まであと1人で暗転　ドラ4・青山＆新助っ人ティノコが被弾

パ・リーグ   西武2－3オリックス （ 2023年3月31日    ベルーナD ）

＜西・オ＞ベンチで腕組みする松井監督（撮影・白鳥　佳樹）
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　あとアウト1つで暗転した。初陣となった西武・松井新監督が、2―1の9回にドラフト4位の青山を守護神で起用。だが2死から昨季までチームで正捕手だった森に同点ソロを浴び、延長戦の末に逆転負けした。

　試合後、松井監督は「今日（の9回）は青山でいくと決めていた。気持ちの強さも、球の強さも含めオープン戦の最後ぐらいから決めていた」と明かした。青山はオープン戦で5試合連続無失点。将来も見据え9回起用を決めた。森に初球のスプリットを痛打された新人右腕は「悔しい。心の準備はできていたけど甘い世界ではない」と反省。指揮官は森の一発について「敵ながら素晴らしい打撃だった。あす以降、抑えていけるようにやっていく」と語った。

　今後の守護神については「その時の状況、状態を見て青山ももちろん投げるし、増田も投げていく」と通算175セーブの増田と併用する方針。新人の抑え抜てきでファンを驚かせた新人監督は「何とか明日は勝利を届けられるように」と前を向いた。（福井　亮太）