“世界一の投手になりたい”といったソフトB・大関 開幕投手の大役も心配していなかった“同期”

[ 2023年4月1日 07:20 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―0ロッテ ( 2023年3月31日    ペイペイD )

<ソ・ロ>お立ち台で笑顔の大関(左)と栗原(撮影・岡田 丈靖)
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 【記者フリートーク】超マイペースなKY(空気を読まない)男の開幕初先発を「マイワールドがあるけん、大丈夫やろ」と心配していない“同期”がいた。大関が育成入団した20年に1軍投手コーチで加入した森山良二3軍監督(59)だ。21年5月の支配下登録直後、耳と目を疑った。

 「工藤(前)監督と俺の前で“世界一の投手になりたいです”と筑後で言い出してさ。普通に監督に意見して質問して。普通は、思ったこと言わんやろ」

 誰に対しても、どんな舞台でも芯が不動だという。投手練習後の敵地移動でも出発直前までスタッフを誘い個別キャッチボール。「24時間、寝る以外、投げることを考えているので“もう少し、気をつかえ”とも言ったよ。ただ、これが能力」と森山3軍監督は回顧する。

 開幕星で注目がさらに左腕に集まるだけに注意点を加えた。「投球だけやなく、私服のセンスも考えなさい。スーツの靴で私服を合わせようとするから。投球もファッションも足元から」。大関と同じ重低音ボイスで、うれしそうだった。(ソフトバンク担当・井上 満夫)

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2023年4月1日のニュース