【センバツ】山梨学院・吉田監督から聞いた「野球場の形にヒントがある」

[ 2023年4月1日 15:10 ]

第95回選抜高校野球大会決勝   山梨学院7-3報徳学園 ( 2023年4月1日    甲子園 )

<山梨学院・報徳学園>優勝し、笑顔を見せる山梨学院・吉田洸二監督(左)と長男・健人部長 (撮影・須田 麻祐子)
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 数年前、アマチュア野球担当をしているときのこと。山梨学院の吉田洸二監督から聞いた言葉が頭に残っている。「野球場の形にヒントがあると思っているんです。どの球場もセンターが一番広いじゃないですか。しっかりとスイングした打球は、一番飛んでいくということですよね」。野球の基本はセンター返しと言われるが、球場の形を引き合いに出したことが、ユニークだった。高校生たちに合わせて、分かりやすい言葉で指導している監督という印象を受けた。

 いいものは取り入れる。たとえば、今大会では走者三塁からヒットエンドランのサインを出し、内野ゴロの間に得点を奪ったシーンがあった。山梨県のライバル、東海大甲府が以前、甲子園で同様の作戦で得点したことがあった。ライバル校の存在は、レベルアップにつながる。甲子園で頂点に立ったことで、今度は他校からのマークは厳しくなる。山梨県のレベルは、上がっていくだろう。(川島 毅洋)

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