母・ゆりさん、父・善文さんから阪神・森下へ　「愛される選手になって」本紙に寄せた手紙に思いつづる

セ・リーグ   阪神6―3DeNA （ 2023年3月31日    京セラD ）

＜神・D＞開幕セレモニーでナインとハイタッチをかわす森下（撮影・北條　貴史）
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　翔太、開幕1軍おめでとう――。森下の父・善文さんと母・ゆりさんが京セラドームで開幕戦を生観戦し、「6番・右翼」で晴れ舞台に立った愛息への手紙を本紙に寄せた。

　文面には愛情がにじむ。依頼したのは3月上旬。ゆりさんは「手紙ですか～。お恥ずかしいですが…」と苦笑いを浮かべながらも約3週間をかけて書いてくれた。幼少期から「自分が好きなことをとことんやればいい」が教育方針。善文さんが根っからの野球好きとあって物ごころつく前から野球に没頭し、ゆりさんも脇目も振らずに信じた道を突き進む性格を誰よりも理解し、黙って背中を押した。

　栄えのドラフト1位としてプロ野球選手の夢をかなえ、ついに踏み出した第一歩。「愛される選手になってほしい」と口をそろえ、勇姿を見守った。