開幕日ピッチクロック違反は14件で盗塁成功率90%超 シャーザーが球審の聞き違えで違反を免れる珍事も

[ 2023年4月1日 10:54 ]

メッツ・シャーザー(AP)
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 3月30日の開幕日、メジャー15試合で14度のピッチクロック違反が起こった。違反者の内訳は8度が投手、5度が打者、1度が捕手。AP通信が31日(日本時間1日)に報じている。

 メッツ対マーリンズ戦では、5回にマックス・シャーザー投手が7番ブライアン・デラクルスと対戦したとき、初球クロックがゼロに近づき、デラクルスが「ボール、ボール、ボール」と口でアピール。しかしながらラリー・バノーバー球審がタイムアウトを要求していると聞き違え、シャーザーがクロック違反を免れる珍事が起きた。その打席、デラクルスは遊飛に倒れている。

 メッツは6回2死一、三塁の場面で、打者、ジェフ・マクニールが初球のファウル後、一走のピート・アロンソの帰塁を待っていた際に同球審に違反を宣告された。0-1のカウントが0-2になり、激怒する場面もあった。バック・ショーウォルター監督も抗議。アロンソが帰塁する前に、クロックがスタートしていたからだった。

 30日の盗塁企図数は23度で、成功数が21度、成功率は91・3%。昨シーズン、リーグ全体で20個以上の盗塁が決まり、成功率9割を超えたのは7月26日の1日しかなかった。その時は24回の企図数で22回の成功だった。開幕日、盗塁を一番多く決めたのはオリオールズで5盗塁、レッドソックスに10-9と競り勝っている。

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