楽天はサヨナラ負けで2連勝逃す 若手投手が踏ん張れず、石井監督は「出した僕の責任」

[ 2023年4月1日 19:23 ]

パ・リーグ   日本ハム4―3楽天 ( 2023年4月1日    エスコンフィールド )

<日・楽2>7回、伊藤茉はピンチを作って降板(撮影・篠原岳夫)
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 楽天が痛恨のサヨナラ負けで今季初黒星を喫した。3年ぶりの開幕2連勝を目指した一戦。先発の滝中は粘りの投球で5回まで5安打無失点。1―0の6回1死から松本剛に左中間二塁打、続く野村に右前適時打を浴びて同点にされたところで降板となった。その後は2番手・鈴木翔が火消しに成功し、追加点は許さなかった。

 1―1の7回、この日が1軍デビュー戦となった3番手・伊藤茉が先頭へのと暴投をきっかけに1死三塁のピンチを招き、代打・今川に左前適時打を浴びて勝ち越しを許した。2点を追う8回には打線が辰己の1号2ランで同点に追いつき、8回以降は西口、宋家豪と勝ちパターンをつぎ込んで3―3のまま、今季初の延長戦に突入した。

 10回、7番手でマウンドに上がったのは2年目・宮森。先頭の野村に右中間二塁打、続く清宮には決勝打となる右前適時打を浴びて、サヨナラ負けを喫した。

 結果的に経験の浅い投手が踏ん張れず。石井監督は「負けるときはそういうものでしょう」と敗戦を冷静に受け止めたた上で、ほろ苦いデビュー戦になった伊藤茉については「出したのは僕の責任。思い切って腕を振ってくれたのは良かったけど、僕ができることはマウンドに上げることまで。あとは自分の役割を構築していかないといけない」と話した。小山投手コーチも「若い投手は乗り越えないといけない。リリーフは切り替えが大事」と強調した。
 

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2023年4月1日のニュース