阪神の開幕連勝呼んだのは“仕事人”糸原「野球は2アウトから。後ろがなんとかしてくれる」12回に快音

[ 2023年4月1日 20:32 ]

セ・リーグ   阪神6―5DeNA ( 2023年4月1日    京セラドーム )

<神・D>延長12回、代打・糸原は右前打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 阪神の開幕2連勝に渋く貢献しているのが、今季は代打で待機している糸原だ。昨年まではレギュラー格だったが、7年目の今季は1打席勝負の“仕事人”としてベンチで集中力を高めている。

 この日の出番はまさに最終盤。同点の延長12回2死走者なしの場面で登場し、DeNAのクローザー・山崎の初球、スプリットを捉えて右前に運んだ。

 「思い切って初球からいこうと。良いところに飛んでくれた」

 胸に宿る思いをナインに伝えるように快音に乗せていた。

 「野球は2アウトからなんで。(出塁すれば)後ろがなんとかしてくれると思っていた」

 続く22歳の小幡は四球を選び途中出場で2打席目の坂本は左前打で満塁とし最後は千両役者の近本がセンターへ歓喜の1本を放った。糸原は前日の開幕戦でも8回無死二塁で進塁打となる二ゴロで、リードを3点に広げる小幡の適時打を呼び込んでいる。右は原口、左は糸原と岡田監督も信頼を置く“切り札”は試合後、「近本が最後打ってくれた。全員野球で一丸となって取れた1勝」と劇勝を噛みしめた。(遠藤 礼)

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2023年4月1日のニュース