広島・大瀬良 初回いきなり“村神様”に痛恨2ラン被弾 初の開幕黒星も「粘れたのは次につながる」

[ 2023年4月1日 06:30 ]

セ・リーグ   広島0―4ヤクルト ( 2023年3月31日    神宮 )

<ヤ・広>初回2死二塁から先制2ランの村上とガックリの大瀬良(撮影・長久保 豊)
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 5年連続で広島の開幕投手を務めた大瀬良は5回5安打2失点でマウンドを去った。初回の失点が最後まで響いた。新井監督の初陣で流れを呼び込めず、肩を落とした。

 「(村上への被弾は)失投ではなかった。うまく打たれたといえばそれまで。何とか抑えたかった。初回にああいう形で打たれてしまったので悔しい」

 初回2死二塁から村上に低めの変化球をバックスクリーン左に運ばれた。長打を警戒して勝負に挑みながらも侍ジャパンの主砲に先制の2ランを被弾。10年目右腕は過去4度の開幕戦は3勝0敗、防御率1・45の結果を誇っていたが、初めての敗戦を喫した。一発に泣く結果となったが大瀬良は「(初回の失点の後に)粘れたのは次につながると思う。しっかり反省して次に向かいたい」と前を向いた。

 《黒田氏エール「切り替えて」》○…球団OBの黒田博樹球団アドバイザーは神宮球場でヤクルトとの開幕戦を見守った。自身と同じ5年連続で開幕投手を務めた大瀬良の降板のタイミングについては言及。「5回で代わったが、去年だったらもう少し引っ張っていたと思う。今年は(早い回でも)代える方針があると聞いていたので、これで良かった」。新井カープの記念すべき初勝利を見届けることはできなかったが、日米通算203勝のレジェンドは「また明日から切り替えてほしい」とエールを送った。

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2023年4月1日のニュース