強振貫くと決意した報徳学園4番・石野 「今までで一番、悔しかった」昨夏のベンチ外が分岐点

[ 2023年4月1日 07:15 ]

第95回選抜高校野球大会第11日・準決勝   報徳学園7―5大阪桐蔭 ( 2023年3月31日    甲子園 )

<報徳学園・大阪桐蔭>8回、報徳学園・石野が左へ勝ち越しの適時二塁打を放つ(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 【記者フリートーク】報徳学園の4番を担う石野だが、昨夏はメンバー入りすらできなかった。「今までで一番、悔しかった」。飛距離はチーム随一ながら、実戦で結果を残せずにいた。その原因は自分自身が一番分かっていた。「気持ちが弱い」――。5人きょうだいの末っ子。「だから余計に気持ちが強くないのかも…。結果が出ていないと、考え込んで手が出なくなる」と悩んできた。

 昨夏のベンチ外が分岐点となった。「もう立ち向かっていく」。長打力を生かすため強振を貫くと決意。昨秋公式戦5発と花開き、今大会でも一発を放った。ちなみに勝負パンツは「エネルギーをもらえると聞いた」赤色。鮮やかな変身を遂げたが、高校から始めたルーティンは不変だ。(アマチュア野球担当・河合 洋介)

続きを表示

2023年4月1日のニュース