男子500メートル銅・森重 30年招致の札幌「決まればそこまでスケートを続けたい」

[ 2022年2月20日 05:30 ]

森重航(AP)
Photo By AP

 男子500メートルで銅メダルを獲得した森重航(21=専大)が19日、北京市内のメインメディアセンターで会見に臨んだ。スピードスケート日本男子の表彰台は10年バンクーバー五輪以来3大会ぶり。10日の本命種目で結果を出したが、18日の1000メートルは課題の終盤に失速して16位に沈んだ。今季は3月に世界選手権、W杯最終戦を残しており「500、1000メートルの両方で世界と戦える選手になりたい」と語った。

 8人きょうだいの末っ子で、14人のおいとめいがいる。19年7月にがんで他界した母・俊恵さん(享年57)を含めた家族の支えなくしてメダリストにはなれなかった。「シーズンが終われば、家族皆で集まって五輪の話をゆっくりしたい。焼き肉を食べたい」と大家族での祝勝会を心待ちにする。4年後、8年後にも期待が懸かる男子の新エース。30年は札幌が招致に動いており「札幌に決まれば、そこまでスケートを続けたい」と自国開催での活躍を思い描いた。

続きを表示

スポーツの2022年2月20日のニュース