銀のロコ【吉田夕梨花ってこんな人】“ゆりかタイム”で魅了 JO1からのエールに燃えた

[ 2022年2月20日 12:40 ]

北京五輪最終日   カーリング女子決勝 日本-英国 ( 2022年2月20日    国家水泳センター )

日本の吉田夕梨花(AP)
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 女子の日本(ロコ・ソラーレ)が決勝で英国に敗れ、銀メダルとなった。金メダルには届かなかったが、18年平昌銅を超える史上最高の成績。ロコのリード吉田夕梨花(28)とは、こんな人――。

 吉田夕は、セカンド鈴木夕湖(30)とともに10年8月のチーム創設時からのメンバー。1メートル52の吉田夕と1メートル45の鈴木の2人は、小柄ながら力強いスイープで、海外選手から「クレイジースイーパーズ」と恐れられている。北京でも随所に猛スイープを見せ、ストーンを狙い通りの位置に運んだ。

 チームで最初に投じるリード。かつて混合ダブルスでペアを組んでいた両角友佑(33=TM軽井沢)は、吉田夕について「石の特性や氷の状況はそれぞれ違うのに、同じように投げるうまさがある。自分の仕事を徹底できる」と言う。ガードストーンを巧みにずらす「ウィック」と呼ばれるショットを決める瞬間は“ゆりかタイム”と呼ばれる。

 吉田夕と鈴木は男性11人組「JO1」の大ファン。7日付スポニチで「JO1」からエールを送られると、北京で情報をキャッチした吉田夕は「テンション上がった!」と大喜びしていた。

 ◇吉田夕梨花(よしだ・ゆりか)1993年(平5)7月7日、北海道常呂町(現北見市)出身の28歳。5歳でカーリングを始める。ロコ・ソラーレの初期メンバー。サード吉田知那美は姉。

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