走ると息切れ、ペットボトルも開かない…標高が高い会場で選手の大変さ実感

[ 2022年2月20日 05:30 ]

 【北京日記】スキー、スノーボード会場のある張家口の生活で、つらいのは寒さだけではない。標高が高いため、取材中にちょっと走るだけで息切れ。ノルディック複合やクロスカントリーの選手たちの大変さは、多少なりとも身をもって知った。

 プレスセンターの軽食コーナーにあるお菓子やパンの袋もパンパン。気圧の関係で常に膨れ上がっている。水を飲む時もひと苦労。ペットボトルのキャップをひねっても、なかなか開かない。そのおかげで左手の親指にマメができた。

 この生活も残りわずか。名残惜しいとは思わないが、遠くに見える万里の長城には行ってみたかった。今大会は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、外部との接触を完全に遮断したバブル方式。移動は競技会場やプレスセンターと宿泊先のホテルのみに限られた。4年後、イタリアで開催される冬季五輪では通常の取材活動に戻っていることを願う。(武田 政樹)

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2022年2月20日のニュース