2度転倒の高木菜那「つらい五輪になったが、大切なことに気づけた」

高木菜那
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　　スピードスケート女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した高木美帆（27＝日体大職）、高木菜那（29＝日本電産サンキョー）、佐藤綾乃（25＝ANA）が20日、北京市内のメインメディアセンターで会見に臨んだ。

　高木菜は「辛い五輪になってしまったが、気持ちの整理がつかない中で、チームメートの暖かさ、日本の皆様からの応援、エールが心の支えになり、最後はくじけずに前を向けた。思い描いた形で終われなかったが、それ以上に大切なことに気づけた五輪。このつらい思いを今後の人生の糧にできるように、これからの人生、前を向いていきたい」と語った。

　1500メートルは同走した中国選手に進路を阻まれる不運もあり8位。連覇を狙った女子団体追い抜き、マススタートでは転倒した。自身3度目の五輪はアクシデント続きだった。今後は3月の世界選手権（3～6日、ノルウェー）、W杯最終戦（12～13日、オランダ）に出場予定。集大成と位置付けるシーズンを最後まで滑り抜く。