ワリエワの薬物騒動で余波 フィギュアスケートのシニア大会で年齢制限 17歳に引き上げ検討

[ 2022年2月20日 05:30 ]

17日のフィギュア女子フリー、演技を終え顔を覆うワリエワ(撮影・小海途 良幹)
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 国際スケート連盟(ISU)が五輪や世界選手権などのシニア大会に参加できる年齢制限について、現行規定の15歳から17歳に引き上げる案を、6月の総会に諮る方向で調整していることが分かった。フィギュア女子の低年齢化は長年にわたって問題視され、ISUも議論を続けていたが、北京五輪で15歳のワリエワ(ROC)のドーピング違反が判明。16歳未満の「要保護者」に該当するとしてスポーツ仲裁裁判所(CAS)が出場継続を容認したため、議論が再燃する形となった。

 年齢制限は低年齢選手の保護を目的に、各国際競技連盟の判断で設定されている。しかし、ワリエワ問題を受けた国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は18日、五輪出場選手の年齢制限引き上げについてIOC主導で取り組む考えを披露していた。

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