ロコ金メダルへの鍵は「後攻での複数得点」武器にしたい英国上回る指標

[ 2022年2月20日 05:30 ]

スイスを下して決勝進出を決め抱き合って喜ぶ(右から)鈴木、吉田知、藤沢、吉田夕(撮影・小海途 良幹)
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 カーリング女子日本代表・ロコ・ソラーレが英国に勝利する鍵はここだ!AIを用いてカーリング戦術を分析する北海道大学大学院情報科学研究院の山本雅人教授は「後攻での複数得点」にあると指摘した。

 今大会の1次リーグから準決勝までのデータを分析した山本教授によると、後攻時に失点する確率が日本の21.4%に対して、英国は13.3%。一方で先攻時に得点を奪う確率は、日本28.6%、英国20.4%となっている。この数字から、日本は先攻時の得点に苦労するが、後攻時の失点は防げる展開が見込まれるという。

 ここでポイントになるのは後攻時の得点力。特に、複数得点の確率だ。この指標は日本が40%、英国が36.6%と、日本が上回っており、複数得点を重ねることで勝機は近づくとみられる。

 もちろん、英国も一筋縄ではいかない。最近3年間のデータも分析した山本教授は「英国は前半4エンドまで3~4点リードされていても、そこからの逆転率が高く、ここは見過ごせない」とも話した。

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2022年2月20日のニュース