吉田知那美 「もう一度やりたい…」 悔しさ糧に「神様がくれた成長するチャンスと思うしか」

[ 2022年2月20日 14:50 ]

北京五輪最終日・カーリング女子決勝   日本3─10英国 ( 2022年2月20日    国家水泳センター )

涙する吉田知那美(AP)
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 女子の日本(ロコ・ソラーレ)が決勝で英国に3―10で敗れ、銀メダルとなった。金メダルには届かなかったが、18年平昌銅を超える史上最高成績となった。

 サードの吉田知那美は、大一番でショット成功率が64%にとどまった。銀メダルについて「ちゃんと喜びたいなと思う」とする一方で、「メダルが欲しかったというよりはいいゲームがしたかったので。最後の最後の試合でできなくて悔しい」と唇をかんだ。

 表彰式を終えた後は「本当によく戦ったと思う。北京五輪はこの一瞬だけ。この五輪を思い出した時に、うれしかった感情を思い出したいと思う。最後の試合は悔しかったが、またこれも神様がくれた成長するチャンスと思うしか進めない。この五輪はよく頑張ったと、自分たちをほめたいと思う」。

 試合後はリンクを見つめ「持っているものを全部出して、あのリンクに置いてきたかったが、やはり五輪だけではなく、他の大会でもそうだが、全て自分が思ったとおりにならない。絶対に勝ちか負けか決まるので。もう一度やりたいと、正直思いました」と率直な思いを口にした。

 今大会について「この大会はやっぱりグランドスラムに出ているようはトップチームばかりで、メダルセレモニーを待っている時もスウェーデンが素晴らしいチームと言ってくれたり、(カナダのレジェンドカーラー)ジェニファー・ジョーンズが応援していると声を掛けてくれたり。パフォーマンスをし合ったり。カーリングという競技が大好きだなと再確認する五輪になった」と振り返り、「私たちの強さは感じている気持ちが一緒だということ。私たちは、また今日ここから始まると思う」と懸命に前を向いた。

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