横井ゆは菜、憧れNHK杯でSP8位「これが日本でやるGPなんだ」 9年前の花束ガールが「悪女」熱演

[ 2019年11月22日 18:40 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第6戦・NHK杯第1日 ( 2019年11月22日     札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ )

<NHK杯初日>女子SP、演技をする横井ゆは菜(撮影・小海途 良幹)
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 女子のショートプログラム(SP)が行われ、昨年の全日本ジュニア女王の横井ゆは菜(19=中京大)は62・67点で8位だった。SP曲「黒い十人の女」のリズムに合わせ“悪女”を熱演した。

 冒頭の3回転フリップがクリーンに決まらなかったが、後半のルッツ―トーループの連続3回転ジャンプでリカバリーに成功。演技後は右拳を握ってガッツポーズも見せた。「悔しい部分もあるけど、納得した部分がある」と胸をなで下ろした。

 今季シニアデビューした横井にとって、NHK杯は憧れの大会。地元・名古屋の日本ガイシアリーナで行われた10年大会、小学4年でフラワーガールを務めた。リンクで花束を集めた少女が、9年ぶりに同じ舞台に選手として戻ってきた。「まさかその試合に自分が出るとは思っていなかった。頑張って続けていればそういう舞台にも立てるんだなって感じている」。そう語っていた19歳は「凄い日の丸が掲げられていた。これが日本でやるGPなんだなと思った」と感慨深そうに語った。

 シニアGP初陣となった第5戦ロシア杯は6位だった。それ以上の成績を目指し、フリーでは「オペラ座の怪人」を演じる。横井は「今まででやったことをクリーンにやりたい」と意気込んだ。

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