ドラコンプロ・杉山美帆の飛距離アップレッスン “上と下の捻転差を利用しよう!”

[ 2019年11月22日 12:00 ]

「バックスイングは腰の回転を抑えつつ胸を目標の反対に向けるの大事」とアドバイスする杉山美帆プロ
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 今年の「日本ドラコン選手権」で309ヤードという驚異的な飛距離で優勝した杉山美帆プロの飛ばしレッスン。第4回目はバックスイングについてです。杉山プロによると飛距離アップを狙う場合、バックスイングでの体の捻転が欠かせないと言います。下半身の動きを抑えつつ、上半身を十分に回していくことでパワーを貯めることができると考えましょう。

 飛距離に悩む人のバックスイングで多いのが、上半身と下半身を同時に同じぐらい回すパターンです。極端に言えば、体全体で“右向け右”をしている感じです。これでは飛ばしに必要なパワーを貯めることができません。さらに、ダウンスイングでも上半身と下半身を同時に回し始めるので、ヘッドスピードは上がりません。ある意味、飛距離の出ないスイングを忠実に行っているようなものです。

 バックスイングで上半身と下半身の捻転差を最大限にするためには、腰の回転を抑えつつ、上半身をしっかり回すことです。消しゴムのように柔らかいものを捻るとき、下を固定して上だけ回したほうが捻じれますよね。それと同じ原理です。腰の回転を最小限に抑えながら、胸を目標の反対に向けるイメージを持ちましょう。どうしても腰が回り過ぎる人は、両膝を正面に向けておくぐらいの気持ちでバックスイングします。

 注意ポイントは、両手が右腰の高さに上がるまでは、肩と腕でできる三角形を崩さないようにすること。体が硬いと、つい肩を回さずに両手だけを高く上げようとします。これでは上半身と下半身の捻転差が生まれません。しかも、右ひじを上げたり手首のコックを使うなど良くない動きも出てくるので、手だけでクラブを上げる動きは抑えましょう。

 体を柔らかくするには、次のドリルが有効です。まず、クラブを横にした状態で持ちます。右手と左手の感覚は肩幅よりも少し広いぐらいです。手の甲を上に向けて握り、腕をしっかり伸ばします。そこから腕を真上に上げましょう。広背筋が伸びていると感じながら、クラブを頭の真上よりも少し背中側にくるようにします。無理に行うとケガにつながるので、自分ができる範囲で行いましょう。

 広背筋が緩んでくると、バックスイングで肩を回しやすくなるので、スイングアークが大きくなます。結果的にヘッドスピードのアップにつながる分、飛距離も伸びてきます。

 ◆杉山 美帆(すぎやま・みほ) 1989年(平元)2月3日生まれ、埼玉県出身の30歳。8歳でゴルフを始める。拓大紅陵高卒。15年ATPミニツアー賞金ランキング3位。ドラコン自己ベストは320ヤード。1メートル63、53キロ。レッスンや自身の活動をYouTube「美スイングゴルフ」で配信中。

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