渋野、2差2位発進!ダボで「やけくそ」 大逆転女王へ「皆さんに見せられるゴルフを」

[ 2019年11月22日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 大王製紙エリエール・レディース第1日 ( 2019年11月21日    愛媛県エリエールGC松山=6580ヤード、パー72 )

9番、バーディーパットを沈める渋野(撮影・井垣 忠夫)
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 賞金ランキング3位の渋野日向子(21=RSK山陽放送)はダブルボギー直後の18番で代名詞のバウンスバックを記録するなど積極的なゴルフで67をマーク。首位に2打差の2位と奇跡の逆転賞金女王へ好スタートを切った。賞金女王レース首位の鈴木愛(25=セールスフォース)は71とスコアを伸ばせず、1アンダーの36位と出遅れ。賞金ランク61位の森田遥(23=フリー)が7アンダーで首位に立った。

 同じ黄金世代の勝、小祝との和気あいあいのラウンド。このほんわかムードをぶち壊すダブルボギーが渋野の闘争心に火をつけた。

 「いきなりダボが来たから。しかも3パットの。この短いところで。余計もう、プッチーンって」。風次第ではイーグルも狙える17番510ヤードのパー5でダブルボギー。52度のウエッジで打った92ヤードの第3打が突風に押し戻される不運もあったが、4メートルのパーパットを同じ距離オーバーさせての3パット。「もう、やけくそ」。この瞬間にスイッチが入った。

 直後の18番パー4で115ヤードの第2打をPWでピン奥50センチに運んでバーディー。国内では10月のNOBUTA GROUP マスターズGCレディース2日目以来8ラウンドぶりに、ボギー以下の直後にバーディー以上を奪うバウンスバックを記録した。すると後半アウトは別人の5バーディー。ツアー初Vを飾った5月のワールドレディース3日目のアウト以来となる9ホール自己ベストタイの31を叩き出し、41位から2位へ一気に順位を上げた。

 「平常心って考えたら逆にいけないのかも」。国内3勝目を挙げた9月の東海クラシックで賞金女王奪取を宣言して以来、子供たちの見本にという思いもあって知らぬ間に喜怒哀楽を抑え込んでいた。その影響で攻撃特化型のプレーにも変化が。前週の伊藤園レディースで予選落ちし、父・悟さんの助言もあって「全然考えてないです」と賞金女王にこだわっていた自分を笑い飛ばした今週、本来の姿を取り戻した。

 「残り2試合は皆さんに見せられるゴルフを。それができたら」。笑いも怒りも前面に出した渋野が、無欲で残り3日間を戦う。

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