羽生結弦、意地の4―3回転がコーチへの誕生日プレゼント「どんな態勢からでも3回転をつけてやる」

[ 2019年11月22日 21:19 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第6戦・NHK杯第1日 ( 2019年11月22日    札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ )

<NHK杯初日>男子SP、首位発進した羽生結弦(中)左はオーサー・コーチ、右はブリアン・コーチ
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 男子ショートプログラム(SP)で羽生結弦(ANA)は、109・34点で首位発進した。

 冒頭に4回転サルコーを鮮やかに決めると、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)にも成功。演技後半のトーループの4―3回転は、4回転の着氷がやや乱れながらも3回転をつけて出来栄えで加点を引き出した。「どんな態勢からでも3回転をつけてやると思っていた」と振り返った。

 この日はジスラン・ブリアン・コーチの57歳の誕生日。意地の4―3回転は、同コーチへのバースデープレゼントだったか。演技後、島田を指導するランビエル・コーチに会うと、こう言われたという。「あのトーループ絶対に跳ぶと思ったよ。ジスランの誕生日だもんね」――。エピソードを明かした羽生は、柔和な笑みを浮かべていた。

 この日のスコアは自身が保持する世界最高得点110・53点にも、今季自己ベストの109・60点にも及ばなかった。「貪欲に上を目指していたので正直、悔しい感覚がある」。2位のエイモズ(フランス)に17・87点の大差をつけ、23日のフリーへ。ネーサン・チェン(米国)が持つ合計323・42点の世界最高得点も射程圏だが、「特に自分にとっては今は意識するものではない。きょうの演技を終えてあらためて感じた。フリーが最後まで気持ち良く滑れるように準備をしていきたい」とスコアへの思いは封印。羽生は、自らの理想だけを追い求めている。

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