紀平、今季世界最高で首位発進 3回転半決めた「思ってたよりいい点数」

[ 2019年10月27日 05:30 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第2戦  スケートカナダ第1日 ( 2019年10月25日    カナダ・ケロウナ )

80点超えの高得点をマークした紀平(撮影・長久保 豊)
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 女子SPが行われ、18年GPファイナル女王の紀平梨花(17=関大KFSC)が今季世界最高となる81.35点をマークし、首位発進した。代名詞のトリプルアクセル(3回転半)をクリーンに決めるなど会心の演技。大会直前の22日に交通事故に遭った本田真凜(18=JAL)は59.20点で10位と出遅れた。

 演技終了後、紀平から最高の笑顔が飛び出した。完璧な滑りを見せ、右拳でガッツポーズ。つい出てしまった。「思ってたよりいい点数が出たので凄くうれしい」。今季のSPでは世界で初めて80点台に乗せ、表情をほころばせた。

 昨季はSPでの出遅れが目立ったが、シニア2年目は違う。リズミカルな「ブレックファスト・イン・バグダッド」に乗り、ノーミスで演じ切った。冒頭のトリプルアクセルを決め、GOE(出来栄え評価)で2.86の加点。「リズムを刻みながらアクセルに向かって行けたのは凄く良かった」と振り返った。

 続くフリップ―トーループの連続3回転、両手上げの3回転ループも成功。スピン、ステップは最高のレベル4だった。23日には靴の右かかと部分が外れるアクシデントもあったが、バンクーバーから駆けつけた靴の専門家が応急処置。本番に帳尻を合わせた。

 相乗効果もあった。今オフから同門の浜田美栄コーチの下で指導を受ける劉永(ユヨン、15=韓国)が5番滑走でトリプルアクセルを決めていた。「私も見ていた。一緒に戦ってきた仲間として、いいジャンプが2人とも跳べてよかった」と紀平。「ユンちゃん」と呼ぶ後輩スケーターは、2位発進。同じ大技で刺激し合う存在が、パワーになった。

 SPでトップに立ったが、フリーはし烈な戦いが待つ。4回転を操るロシアの15歳トルソワら実力者がそろう。「全てのジャンプを完璧に決めても順位が分からないぐらい今回のレベルが凄く高い」。GP初戦で、ファイナル連覇へ最初の関門に挑む。

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