データで見る八村の3戦目 2ケタ得点とターンオーバー数に見る抜群の安定感

[ 2019年10月27日 13:36 ]

NBAで3試合を消化したウィザーズの八村(AP)
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 ウィザーズは1961年にシカゴ・パッカーズとして発足したが、その時のドラフト全体トップ指名で入団したのがローマ五輪の米国代表センターで、チームにとって初代の「背番号8」でもあったウォルト・ベラミー(1993年に殿堂入り)。パッカーズを含めてウィザーズの前身となる3チームに5シーズン在籍したが、ルーキーイヤーにリーグ2位の31・6得点をマークしていた。

 八村塁(21)はデビューからの3試合で14→19→16といずれも2ケタ得点を挙げているが、オフェンスがすべてセンター中心に動いていた時代に活躍したベラミーの最初の3試合は29→29→35。3試合どころか出場全79試合で2ケタ得点を記録(1試合最多は47得点)しているので、現在のNBAとは比べものにならない新人の“仕事量”だった。

 それでも八村の個人成績には同期の新人選手と比べると際立った部分がある。

 それがターンオーバー。26日現在で3試合を消化したチームですべて2ケタ得点をマークしている新人は八村と、ドラフト3番目に指名されたニックスのフォワード、R・J・バレット(19=21→35→28)の2人だけ。しかしシュートまで持ち込めないままに相手にボールを奪われるターンオーバーの数では八村が3試合で3回だったのに対し、バレットは13回を数えている。同選手はプレシーズンからターンオーバー数が多かったが、ニックスはその欠点よりも「得点力」という長所を重視していることもあって、“ミスの象徴”とも言えるこの数字は今後も減らないだろう。

 ドラフト全体7番目にブルズに指名されたガードのコービー・ホワイト(19)は第1戦で17得点、第2戦で25得点を稼いでいたが、26日のラプターズ戦では8得点。ターンオーバー数は少ないものの、それでも3試合で4回を数えている。

 ドラフト全体12番目に指名されたホーネッツのフォワード、P・J・ワシントン(21)はまだ3試合目を消化していないが、初戦で27得点、第2戦で10得点をマーク。しかしこの2試合でターンオーバーはすでに7回に達しており、チームの核となっているドラフト同期生の中で八村の“安定感”はひとつ抜けた存在になっている。

 ただしゴンザガ大時代の昨季に59・1%だったフィールドゴール(FG)の成功率は、ゴール下で自由にさせてもらえないNBAの“高い壁”の影響もあって46・9%に低下。8本試みた3点シュートはまだ1本も決まっておらず、20得点以上をマークするためにはクリアするべき課題も多い。(高柳 昌弥)

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